The Space Age Pop Music Page
http://www.spaceagepop.com/index.htm
人々が講堂に集まる。そして時間がやって来る。人々はゆっくりと立ち上がり、小さく別れを告げる。そして講堂を出て行く。残された人々は静かに祈りを捧げている。陽光が講堂の内部を照らす。光りは壁の小さな記号に焦点をあわせて様々な輝きを放つ。静寂が斜線に分断されて遠くを見下ろしている。軽い混沌が周囲を覆う。祈りは迷いながら天上を目指す。
I felt the wonderfulness of the violin. Body feeling nestles up to sound of woods. This is happiness/I cannot be concentrated on one thing these days. I was connected with many things as me. Here, I will blog the four themes. Short novel, Painting, Hyperlink and Haiku. Occasionally music/My picture does not improve as usual. But am continuing painting. When I have a brush, will become a quiet feeling/I listened to John's Passion manytimes. The combination of harmony and melody is very wonderful/Music makes me rouse new feelings whenever listening. I like such music.
私はヴァイオリンの素晴らしさに漸く気付いた。木の響きに寄り添う身体感覚は音楽的な至福の一つ◆私は最近、一つのことに集中出来ない。その分、多くのことに携わった。私としてはという意味。ここでは当面は4つの主題を繰り返そう。物語り、絵画、ハイパーリンク、俳句、時折音楽◆相変わらず絵は上達する術も無いがそれでも描き続けている。不思議と筆を持つ時はとても穏やかな気持ちになる◆ヨハネ受難曲を繰り返し聴いた。和声と旋律の組み合わせがとても気に入っている◆音楽は聴くたびに新しい気持ちを喚起させる。というかそういう音楽が好きだ。
The celestial globe of winter Galaxy, a circular orbit calmly.
天球儀、音無く震う冬銀河
The melancholy noctilucence cuts the hill.
虚ろ坂、夜光刻みて影歩む
Melody, the person who lost loves, memory of a piano.
宙を行く亡き旋律のピアノ追う
ひとりを除く6人がその場から立ち去ったと老人は呟く。その陰鬱な光景が未来を語ることは無い。ひび割れた硝子壜の中を吹き荒れる嵐。重い足取りでゆっくりと時を進める時計。遠く流れる雲。今晩は冷え込みそうだと老人は思う。そして静かに目を閉じる。
291. Edited by Alfred Stieglitz. New York, 1915-1916. 12 Numbers.
http://sdrc.lib.uiowa.edu/dada/291/
活字による肖像と描かれた肖像が並ぶ。精密なる曖昧。霧の中に浮かぶ空間、光、物体。安定とは無縁の肖像。ある男。男はその肖像を前に思う。「これは私の記憶を長続きさせる為に作られた」と。男は決して留まろうとせず、次から次へと地点を移動するある種の抽象概念を抱えて彷徨う。肖像はいつまでもそこにある。1920年頃の話。
ある男。タイプライターや自動車や電話。科学と技術と機械。男は部品の一つ一つを丁寧に取り外し床に並べていく。フォルムからフォルムへ、男によって繰り返し組み替えられる部品。やがてそれらは次第に意識を失う。そして姿を変える。機能と意図を排除した新しいオブジェが出来上がる。男はそれを見上げてとても満足そうに笑みを浮かべる。1915年頃の話。
Light of the tower, marine fog and nightmare.
尖塔の光、海霧、微熱夢
A stellar light passes through the tower and shine aslant.
星景の塔より吊られし斜線光
A hollow shadow covers Saint counsel.
水脈の虚ろ翳りし天上会議
鉱石を手にしたオートマタが意思を宿してゆっくりと歩く。不安定な足どりが小さな明かりに照らされた回廊を揺らす。翳りは既に踝まで押し寄せている。古い紙片が足もとの暗闇を流れ過ぎる。崩れ落ちる回廊の壁。降下する気圧。次第に速度を落とす自動輪。オートマタはある種の絶望を決して隠さない。
The cut-off crescent,
that wrapped in at indigo night.
The world is illuminated gradually.
A planetary orbit.
Two lines classifies the world.
It is not scratched out by the praise to a shooting star.
深いインディゴの宵に身を任せる、
帳を切り抜いた細く金色の月。
ひと息ごとに辺りを照らす。
仄かな遊星が天頂へ天頂へと向かう。
二つの直線が軌跡を分ける。
流星賛美に消える事なく
磁石とデッキを抱えた男が必死で舟縁にしがみつく。荒れ狂う大波が舟を捕らえようとするがその度に舟は小さな前後動を繰り返してその場をやり過ごす。甲板を大粒の雨が打つ。男は目を閉じる。頭痛。遠雷が遠くを照らす。永遠に続くかと思われる大きな嵐も過ぎ去ってしまえば思念の片隅に残滓を置くのみだと男は考える。残滓。残滓。男は頭上で足許で今起こっている出来事を片隅に追いやろうとする。そして降り注ぐ陽光を思う。やがて方向を定めてデッキをシャッフルする。しかしカードの1枚1枚は風に煽られて飛び散る。陽光はそれらを捕らえて離さない。男はシャッフルを続ける。
Enervation attacks a wise man. He is wrapped in the wind.
鳥人の覆う色無き風流る
A wise man falls from a pinnacle.
尖塔より落つ鳥人の影過ぎし
A wise man falls. He prays.
羽透いて祈れるさまに揺るるもの
ある男。男は部屋の小窓を開ける。凛然とした月が近くの山を黒く照らしている。月明かりが青白く山間に滴る。とても小さな一滴、一滴。山は風に包まれて低い唸りをあげる。そして金色の遊星が時を刻む。
ある男。ベンチに腰を下ろす。目の前をせわしく行き交う人々とは対照的に緩慢な動作で時計に目をやる。その時がきた、と男は感じる。それはとても長く先の見えない小道を抜け出して辺りに広がる光景を目にした時の開放感にも似た小さな感嘆。のようなもの。男は視線を上に向ける。大きな雲の渦が光を放っている。少なくとも男の目にはそのように映っている。そして周囲に集まる珍しい羽を持った蝶が小さな円軌道を描く。通りは相変わらずせわしく人々が行き交っている。
双曲螺旋を描く無数の歯車とサイフォン。その複雑な仕組みを図面から読み取ろうとする時計職人。傍らで微笑むオートマタ。明かりの少ない部屋で細長い指が鍵盤を拾う。静謐なフーガが辺りを包む。その旋律に誘われるように湿った空気が回廊から流れ込む。図面を照らす明かりが揺れる。サイフォンは迷宮の如く入り組んで時計職人を惑わす。