Name: Tacto MASE, aka 7z

Status: Itinerant/ Migrant/ Stranger

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January 14, 01:20 PM

私が傍から見ていると、やはり「感度の高い人達が、自分のアンテナにひっかかったものに喜んで飛びついて、自分の手を動かして作る」ということのすごさを改めて感じる。彼らは何でも新しいモノが出てくると飛びついて試し、自分の感性で取捨選択する。みんな個性の強い人達なので皆意見が一致するわけではなく、いろいろな方向に向かって行くのだが、とにかく「真っ只中」にいて遠慮なく議論しているので、感覚がするどく、また自分の中での意見を形成できるのも早く、また千賀さんもブログで書いているように、考えたらすぐにつくり、状況を見てすぐに変更するというスピードは、自分でコードを書いていないとできない。

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December 30, 07:24 AM

 2010年に40周年を迎えたエレクトリック・マイルス期の名作『ビッチェズ・ブリュー』が録音されたのは1969年8月19~21日。その直前である1969年7月5日、ニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演した際の、これまで未発表だったライヴ・テイク3曲が新発見!
 メンバーは、チック・コリア、デイヴ・ホランド、ジャック・ディジョネットを要したカルテット編成で、『ビッチェズ・ブリュー』に収録される「Miles Runs the Voodoo Down」、「Sanctuary」も既にここで演奏されています。

 更に『ビッチェズ・ブリュー』録音から1年後、ジミ・ヘンドリックス最後のステージとなった、かの有名なワイト島フェスでのライヴ・パフォーマンス6曲も収録。
 この音源は、かつてLPやCDボックス・セット内の1枚として発売されたものの、今ではDVDのライヴ映像のみの流通となっていました。キース・ジャレット、チック・コリア、ジャック・ディジョネット、ゲイリー・バーツ、アイアート・モレイラ、デイヴ・ホランドと、最強メンツで繰り広げられる最高のライヴ音源です。

そんな音源が! そして“Bitches Brew Live”と銘打つに相応しい作品にまとめられているようで

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December 21, 06:40 AM

パナマ ゲイシャ エスメラルダ 【12月20日発送分】

「史上最高落札価格」「出品すれば必ず優勝」「非の打ち所の無いパーフェクトなコーヒー」
話題には事欠かない、まさに「生ける伝説」的なコーヒーです。
その特異な香味と高い品質で世界中にゲイシャフィーバーを巻き起こす元にもなりました。

輝かしい受賞暦(一部)
『Rainforest Alliance Cupping for Quality』  2007年・2009年・2010年 第1位
『SCAA Roasters Guild Cupping Pavilion』    2005年・2006年・2007年 第1位
『Best of Panama』   2004年・2005年・2006年・2007年・2009年・2010年 第1位
                 (※あまりの強さから2008年は同農園だけ別枠)

ダージリンや蘭、ジャスミンを思わせるフレーバーにレモンジュースの様な甘く透き通った酸味。
「コーヒーのロマネコンティ」や「飲む香水」とも呼ばれ、飲めば誰でも違いのわかるあまりにも特別すぎる香味。
世界中を震撼させたパナマエスメラルダ農園のゲイシャが今年も入荷しました。
「ロットNo.1 マリオカーニバル」
同農園の中でもゲイシャフレーバーが一番出ていると言われてる特級畑のスペシャルロットです。

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October 18, 09:25 AM

アリストテレスは、はっきりと、「正義とは何か」「道徳と何か」ということは、日常生活でずっと毎日やらないと意味がない、人間というのはポリス(都市国家)に出てきて毎日一緒に暮らして、で、そこで正義とは何かって年がら年中論争しないとわかんないに決まっているよ、だから、二十歳とか三十歳とかで正義がわかるとは思うなっていう風に言ってます。

それは本当に日本人が考える「道」に近いんですよ。でも、それを西洋人はいつの間にか忘れてしまった。キリスト教的な、奇跡が起こったからこうだっていう因果律、「Aが起こったからB」「Bが起こったからC」に慣れちゃってる。だからアリストテレス的な考えは否定され、ベンサム的功利主義とカント的自由主義しかなかった。サンデル教授の道徳的・アリストテレス的考え方はたぶんアメリカ人にとってすごく新鮮だと思うんです。けれど僕ら日本人にとっては、どっか昔のサムライ的な感じがするんですね。「道をわきまえろ」みたいな話にすごく近くなってくるんです。

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October 18, 09:22 AM

ところがサンデル教授は、何が正義かっていうのを延々と考え、それを日常生活の中で実践し、癖になるまでにして、他の人と意見が対立して意見なんか合わないのが当たり前で、でもずっと考え続ける、それが正義なんだって言うんです、

学問じゃなくて「道」なんですよ。いわゆる茶道とか剣道と同じような。「強けりゃいいだろう」とかそういう考え方じゃないんですよね。そうじゃなくて、そのことに関して一生を費やしてやっていかなきゃいけない。修行しなきゃいけない。そういう「道」だっていう。そこに僕はすごく共感するし、僕たち日本人にとっても実は昔から知っていたことを、「あれ、アメリカのハーバード大学の教授が・・・」っていう不思議な感じがするところだと思います。

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April 04, 06:43 AM

 アオコや藻で汚れている大阪市平野区の杭全(くまた)神社の弁天池で3日、大阪市内の水質浄化剤メーカーが納豆に含まれるアミノ酸を成分とする水質浄化剤の散布実験を行った。

 主成分は納豆菌から取り出したポリグルタミン酸。アオコなどに作用し、互いに引き付けさせることで固形状にし、取り除きやすくする。生態系にも影響はないという。

 約千平方メートルの池に溶液を散布すると約30分後には藻が塊となって浮上。約6時間後に網で取り除くと、緑色に濁っていた水面が透明に。納豆ネバネバは藻をくっつけるほど強力?

へ〜 すごい びっくり!

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March 29, 09:14 AM

バニラの栽培

商業用バニラの栽培は、地面に育生した丈夫なバニラから茎を切り取って新しく増殖させます。切り取るのはどこからでも構いません。

切り取ったものを植えるときには、最低でも地面より上に2節あることが必要です。新しいつたは最初に強い根が出て十分に支えられるようになるまでは別の支えに結び付けます。初めの2つの葉は取り除き、苗は、土、根覆い、有機物の層の中に植えます。
バニラのつたは、支えと洩れ日を確保するために添え木を必要とします。その理想的な添え木とは速く生長し、低いところで枝分かれする習性をもち、強風にも柔軟な木が求められます。
その意味からオーストラリア原産のシーオーク、トキワギョリュウがしばしば使われます。またいくつかの国では、成長の初期段階に側面の陰を確保するために、トウモロコシやバナナがバニラとともに植えられることもあります。

添え木の代用品として木材の格子が支えに使われる時は、別に陰を作るものを用意する必要が生じます。以上の準備の後、苗は3m四方の間隔で植えられます。その後、このバニラの苗は約2~3年で花をつけ、7、8年で成熟するのです。

いよいよ果実が得られる段階になると収穫の約6ヶ月前には、花の開花を促進するために茎の先端を切ります。下のほうの花だけを授粉し、実が下に垂れて長くまっすぐなバニラ豆ができるようにするのです。

開花と同時に人工授粉作業が始まり、それはうまく授粉した花がそれぞれの木で十分な数に達するまで、毎日続けられます。うまく授粉できた花は数日間穂軸にくっつき、うまく授粉できなかったものは開花から8時間の間に落ちます。その結果によって、それぞれのつたに生えるバニラ豆の数を明確にチェックすることができるのです。

開花から収穫までは9ヶ月かかります。実が十分に成長し熟し始めたら(先が黄色になります)、収穫です。

・ 摘み取る時は必要に応じてナイフを使います。

・ 約6kg青い実が取れたら、1kgの加工済みバニラビーンズができます。

実を実らせた後の古い茎は切り落とします。収穫量は変化しますが、約1ヘクタールでバニラビーンズが600~800kgできるのです。

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March 29, 09:02 AM

世界中には110種類というたくさんの種類のバニラが存在します。バニラビーンズ(アジアでは香草豆といいます)を実らせるのはラン科に属する植物です。ランは美しい花で知られ、園芸産業では経済的にも価値がある植物ですが、その中でバニラビーンズは食料の材料として経済的に重要性を持つ唯一の属です。


バニラは、多肉質の草の葉状のつたで、10~15メートルも伸び、他の植物に寄生し、気生の根で自らを支えます。根は茎にそってずっと、葉とは反対方向に生えます。茎は円柱状で、単茎性、つまり主となる茎が新たな茎を出しても、それが常に主茎にたいして補助的な存在にとどまるタイプです。葉は平ら・肉厚で短い茎があり、鮮やかな緑をしていて、形は楕円形もしくは槍形で、先の尖った先端部分はまるまっています。森林では地面から梢までのび、葉は日光を受けるほど大きく、健康になります。

バニラの花は香りがよく、光沢があり、薄い緑色から黄色をしています。花の大きさはおよそ8cmで、ふつう3~4つの花が同時に咲きます。授粉しなければ、花はたった一日しかもちません。

一方果実は朔果ですが、貿易時には豆もしくはさやとみなされます。収穫時のサイズは長さが10~25cm、直径が1.5cmほど。収穫され、乾燥処理を施された後には芳しい香りを発するようになるのです。

メキシコや中央アメリカではみつ蜂(メリポヌ)やハチドリがバニラの花を授粉させます。このような、自然授粉は他の熱帯地域では無理です。というのは適切な天然の授粉者がいないので、バニラが栽培されているほとんどの地域ではやむなく人工授粉となる訳です。

最も効果的な人口授粉法は1841年に発明され、今もなお使われています。楊枝くらいの小さな竹で、小嘴体をわきに押し、雄しべと雌しべを触れさせることによって花粉が伝わるようにするものです。受粉は早朝、花が咲いた直後に行います。

野生のバニラは湿った熱帯のジャングルで海面から海抜約600メートルの間に生息しています。バニラは多湿で一定の雨量のある暑い気候を好みます。バニラ生産にとって最も良い気温は摂氏28℃ですが、21℃から30℃までは許容範囲です。平均必要雨量は10ヶ月で2000mm。それと開花期には2ヶ月の乾燥期があること、これがバニラ生産の必要条件です。

2000種類以上と言われるアロマ成分により、あの甘く優しい魅力的な香りを作り出すバニラビーンズですが、奇跡の処理過程(キュアリング)から生み出されます。

またバニラビーンズには、精神を落ち着かせる効果があることが知られれています。甘い香りの中に潛むリラクゼーションアロマで、ゆっくりとコーヒータイムなどもいかがでしょうか。

 

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March 06, 05:34 PM

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この日はケータイを家に置き忘れて昼に名古屋へあたふたと向かう。

14:00  あいちトリエンナーレ長者町企画説明会に参加
3つの実施場所をまわる。が個人的にどれもパッとしない。。あと懐かしい顔がちらほらw
主に田中由紀子さん、拝戸雅彦さん(愛知県美学芸員)、武藤さん(建築家)と質疑応答を交え話す。

その後、久しぶりにお会いした田中さんとそのままおしゃべりを楽しみながら岐阜へ移動

17:00  Gallery Caption にて「KONDOの出張美術室 — 授業編;コレクション事始め」
ちょっと予定時間に遅れて入ったのだが、暖かく迎えてもらうw
美術教諭をされているという近藤好弘さんの人柄がいっぱいに表れたユーモラスな授業で
主にコレクションを通したアートとの関わりにもそれがよく表れている。
ご自身の活動の一つ「ひょうたんのぞき道」も然り、これはとても面白いものだった。
その行為を収めたポートレイトにはカバコフ、、村上三郎など
養老天命反転地の窪みに身を沈めてひょうたんを覗くセルフポートレートは秀逸。

その後の2次会にもお誘い頂いたが辞退して、珍しく寄り道もせずwサクっと東海道線一本で帰宅。ちょっと疲れが溜まっているのか、早めに就寝。

 

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January 25, 08:14 AM

広島大学水畜産学部水産学科(現・生物生産学部)卒業。2003年には長年にわたるミジンコの研究普及活動が認められ、日本プランクトン学会より特別表彰されている。

1972年から1979年まで「山下洋輔トリオ」に参加。激しいサックス演奏で知られ、以後はさまざまなグループの結成・解体を繰り返し、現在は「坂田明mii(みい)」を中心にセッションを展開している。

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January 17, 10:12 PM

茅の輪(茅草で作られた大きな輪)は、正月から6月までの半年間の罪穢を祓う夏越しの大祓(6月30日午後6時執行)に使用され、それをくぐることにより、疫病や罪穢が祓われるいわれています。

くぐり方は「水無月の夏越しの祓する人は、ちとせの命のぶというなり」という古歌を唱えつつ、左回り・右回り・左回りと、八の字を書くように3度くぐり抜けます。こうして、心身ともに清らかになって、あとの半年間を新たな気持ちで迎えるのです。

茅の輪の起源については、善行をした蘇民将来(そみんしょうらい)が素盞鳴尊(すさのおのみこと)から「もしも疫病が流行したら、茅の輪を腰につけると免れる」といわれ、そのとおりにしたところ、疫病から免れることができたという故事に基づきます。

 

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January 17, 10:06 PM

夏越の祓では多くの神社で「の輪潜り(ちのわくぐり)」が行われる。これは、氏子が茅草で作られた輪の中を左まわり、右まわり、左まわりと八の字に三回通って穢れを祓うものである。『釈日本紀』(卜部兼方 鎌倉時代中期)に引用された『備後国風土記逸文にある「蘇民将来」神話では茅の輪を腰につけて災厄から免れたとされ、茅の旺盛な生命力が神秘的な除災の力を有すると考えられてきた。また、茅の輪の左右に設置する笹竹に願い事を書いた短冊を振下げ、七夕に河川に流すといった俗信仰は、書初めをどんどん焼きで焚くと筆が上達するといった行事と対応している。

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January 16, 10:53 AM

CNN) 地球温暖化などの環境問題に取り組むうえで、各国政府による対策の妨げとなるのは「大量消費」の文化であり、まずそこから変える必要がある――との報告書を、米シンクタンク「ワールドウォッチ研究所」がこのほど発表した。

報告書は、同研究所が毎年出している「地球白書」の2010年版。大量消費社会から持続可能な社会への変革が実現しなければ、「政府がどんな約束をしても、技術がどれだけ進歩しても、環境と気候のリスクから人類を救うことはできない」と警告している。そのうえで、大量消費からの脱却に向けた戦略や、持続可能な社会の事例など、専門家60人による研究結果を紹介している。

同白書によると、全世界の人々が2006年に消費した商品とサービスは総額30兆5000億ドル(約2780兆円)相当で、1996年からの10年間で28%も増加。世界で1日に使われる原材料は、エンパイア・ステート・ビル112棟分に上るという。米国人1人が1日に消費する商品は88キロと、米男性の平均体重を上回っている。

同研究所のエリック・アサドウリアン氏がCNNに語ったところによると、白書では持続可能な社会づくりを考えるうえで、教育、産業、政府、メディア、伝統、社会運動の6分野に注目した。

教育を扱った章では、イタリアの学校給食が長年、地場産品を使った料理に重点を置いてきた例を紹介。また、未来型のまちづくりをテーマとした章では、ドイツ・フライブルク市南郊のウォーバン地区を取り上げた。約5000人が生活する同地区では、住宅や店舗などで使う電力をすべて、太陽光などの自然エネルギーで賄っている。

アサドウリアン氏はまた、「大量消費をあおるメディアが大半を占める一方で、持続可能な文化の普及にメディアの力を利用するケースもみられる」と指摘。「生活様式を変えるだけではもはや不十分だ。われわれは意図的、積極的に、自分たち自身の文化を変えていく必要がある」と強調した。

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January 08, 01:11 PM

 『もののけ姫』は、一見楽観的にも見える結末で幕を閉じる。しかし、その後の展開を予想すれば、すさまじく厳しい時代を迎えてしまうことになる。
 あの後すぐ、戦国時代に突入し、戦禍が各地に及ぶ。タタラ場争奪は熾烈化するであろうし、身分差別も激化する。火縄銃が登場し、石火矢ではかなわない。神々を失った獣は狩られ、森の破壊も各地で進むことであろう。蝦夷の村も無事とは思えない。アシタカとサンの共生に向けた必死の努力など、時代の渦に飲み込まれてしまうかも知れない。
 これは、来るべき困難な二十一世紀ともよく符合する。人口増大と自然破壊による資源の枯渇は、早晩全人類的規模の危機をもたらすと言う。しかし、特別な処方箋はない。
 にも関わらず、宮崎監督は作品に「生きろ」と銘打ち、主人公にも「生きろ」と語らせている。どんなに困難な時代にも健やかであれと。それは、手近な終末観やニヒリズムに陥り、安易な憎悪や殺戮にカタルシスを求める凡百の映画とは、根本的に異なる楽観主義である。あらゆる惨禍も業も、「曇りなき眼で見つめ」なおかつ絶望せずに生きること。
 宮崎監督は、アニメーション作家として蓄積した三十余年の経験と技術の全てを注ぎ込んで、次世代に力強いメッセージを伝えたのである。

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January 08, 01:08 PM

 本来の「自然」とは、天然の「原生林」である。これは数千・数万年を生きた大樹が生い茂る暗く恐ろしい森である。当然人の手など遠く及ばない世界である。
 一方、人の手が加わった田畑を含む「里山」や、植林された「二次林」は、明るく懐かしい森である。通常我々は、このような、人が作り換えた森も「自然」と呼んでいる。
 『となりのトトロ』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』など、スタジオジブリの諸作品では、後者の「自然」が繰り返し描かれて来た。今回は、これを突破して原生自然を描くという大挑戦を敢行している。かつての日本には、我々が知らない暗い原生林が広がっていたのである。その森を刈り尽くし、人口の自然や村や都市を作り上げて来たのが人間の歴史である。
 太古の昔、日本の南半分は照葉樹林(クス・カシなど)が覆っていた。この照葉樹林地帯は、中国南部を経てヒマラヤ山脈の麓に至るまで広大なベルト地帯を形成していた。この地域には、風習・食文化・伝説・衣裳などに深い共通性があった。同じ原生林が良く似た文化を産んだのである。これを「照葉樹林文化論」として、民族を越えた日本人の根源に迫る学説を提唱したのが、中尾佐助氏であった。宮崎監督は、中尾氏の諸著作に深い影響を受けたと何度も語っている。
 照葉樹林は、温暖な気候と豊富な水分を含む肥沃な土質の地にしか発生しない。その最大の特徴は、森の蘇生力である。いくら樹を伐っても砂漠化せず、人間が手を加えなければ、数十年で元の森林に戻ってしまうのだ。「産業や文明が崩壊した後に森になる」という『風の谷のナウシカ』以降の宮崎監督作品のイメージは、ここに原点がある。
 「原生自然とそれを破壊する人間を描く」壮大な物語は、この照葉樹林文化論に着想を得たものと考える。神聖なシシ神の森は、堂々たる太古の照葉樹林であり、ラストの再生した森は明るい里山である。物語は、取り返しのつかない自然の変質(同時に人間の変質)を描いたものでもあるのだ。

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January 08, 01:00 PM

 『もののけ姫』制作に当たって宮崎監督が最も意識した物語がある。それは五千年にメソポタミアで書かれた人類最古の叙事詩『ギルガメシュ』である。
 ウルクの王ギルガメシュは、親友と共に人間の世界を広げるためにレバノン杉の原生林を伐る。怒った半身半獣の森の神・フンババは、凶暴な姿になってギルガメシュを襲うが、ついには首を刈られてしまう。それを可能にした最強兵器こそ、金属—青銅の斧だった。
 神退治の代償として親友を失ったギルガメシュは、死の世界へと旅立つが、何の成果も得られず絶望の果てに故国に戻って来る。
 ギメガメシュは、神を殺して人間だけの王国を作ろうとした己の傲慢さを恥じ、自然破壊や生命操作は破滅の道だと遺言して果てる。
 この物語には、自然破壊と人間の破滅という現代的テーマが鋭く打ち出されている。宮崎監督は、ここに「自然と人間」という大テーマの普遍性を見たのではないか。金属の武器による神退治が破滅を招くという構造は、作品と深く共通する。五千年の時を越えた物語の共振とでも言うべきか。

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January 08, 11:16 AM

 もののけ姫・サンは、村から神鎮めの生贄としてモロに捧げられた。その原因は、おそらく人間による森林破壊であったろう。モロは、破壊の許可を求めるために赤子をよこした人間のエゴを蔑んだことであろう。しかし、にも関わらず、モロはサンに二足歩行と人語を教え、衣服・靴・装飾品を与え(作らせ)、入れ墨まで施している。これは何故か。
 モロはサンを人間として育てたとしか思えない。ただし、憎き敵の現世の人間文化を与えず、自然との共生関係を保っていた縄文人の文化を与えたのである。サンの呪術的な土面や装束、食物・習俗などは、全て縄文人のものである。神は縄文人を認めていたのだ。
 サンとアシタカの出会いは、北方と南方の縄文人の末裔同士の出会いでもあったのだ。

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January 08, 11:13 AM

 タタラ製鉄とは、砂鉄から鋼塊を作り出す独特の製鉄法である。太古の昔から明治初期まで、タタラは日本の製鉄技術の主流であった。タタラで作り出された鉄は、世界的な貴重品と言われるほど高い純度と質を持っていた。
 タタラ製鉄は、莫大な労力を要する作業であるため、数十人規模の大所帯による共同体を構成しなければ稼働出来なかった。また、武器・鎧・農具の元となる鉄は最大の必需品であるため、各地の大名や寺院が特権を与えて保護していたのだ。
 タタラ製鉄の元は何より山である。まず、徹底的に森を伐って木炭を作る。同時に山を崩して、土を水と共にトヨに流し、水流で砂鉄を洗い出す。この為、下流域の農民は泥まみれの鉄砲水や山崩れの被害に合う。製鉄民は農民の敵であり、平地に住めないならず者の仕事とも言われた。「タタラ者」とは製鉄民の蔑称でもあった。
 タタラ場では以下のような作業を行う。
 まず「高殿」と呼ばれる特殊な建物の中で、木炭を焚き続けて地下まで地盤を乾燥させ、その上に粘土で炉を築く。ここで火を焚き、砂鉄と木炭を交互に振り入れる。この間、炉の左右に設けられた板踏み式の送風装置(「踏み吹子」と言う)を稼働させ、一五〇〇度前後の高温を保つ。これを三日四晩続けて、ようやく鉄塊(「ケラ」と言う)を取り出すことが出来る。この際、粘土の炉は壊す。
 タタラがどれほどすさまじい重労働であるかは、以下の操業凡例に明かである。一回の操業で使用した砂鉄十九トン、木炭十五トン(基礎部乾燥には更に一五〇トン)、得られた鉄五トン。操業数回で山一つ消滅したと言う。
 物語は、タタラが最も盛んであった出雲(島根県)で展開されているが、実際に出雲の地形は製鉄によって著しく変化したと言われている。弥生時代に、日本の原生林が多く消失していることも、渡来人による製鉄の開始が原因と言われている。作中、タタラ場の周囲はすでに禿山となっており、更に伐り進む必要性を物語っている。

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January 08, 11:09 AM

 アシタカとサンの活躍によって、首を返還されたディダラは、朝陽を浴びて倒壊し、一陣の風と共に、砕けた破片が地下に浸透して一帯に緑が再生する。同じドロドロがシシ神の意志次第で、破壊も再生も生み出すのである。
 しかし、もし人の手でシシ神に首を返還出来ず、自力で復活したとしたら、憎悪による破壊を続れて朝陽に果てたのか、あるいはタタラ場も原生林に覆われて、人間はこの地から追いやられてしまったかも知れない。アシタカとサンが命がけで尽くした礼儀が、シシ神の憎悪を消しタタラ場を救ったのだ。アシタカの呪いが解けたことも、同様に解釈出来る。シシ神は、共生の意志ある人間の行動を認めたのだ。
 しかし一方では、朝陽を浴びて去勢されてしまったシシ神には、そもそも本来の力がなく原生林を蘇生するまでには至らなかった、という絶望的解釈も成り立つ。タタラ場と禿山を覆った緑は、言わば牙を抜かれた自然であり、穏やかで明るい「里山」であった。
 神を殺して得た里山を「人間と自然の共生の象徴」と理解するのは簡単であるが、事はそんなに単純ではない。構造的には人間側に森の主導権が移ってしまったのである。原住生物たちにとっては「シシ神の死んだ」森で、君臨する神としてでなく、狩られる獣として暮らさねばならないのだ。しかし、アシタカは、それでも「共に生きよう」と訴える。それは、互いに礼を尽くし、生かし生かされる構造を保つという生命平等主義の立場である。それは余りにも厳しく困難な共生への道である。

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January 05, 08:10 PM

  • グレート余生
「人生とは死ぬまでの暇つぶし」はみうらの言葉である。人は生れ落ちた時、余生が始まると説いており、その余生を有意義にするのがマイブームである。

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